お風呂ラクに入るにはどうしたら良いの?


うつ病の方がお風呂に入るメリットはたくさんありますが、「それでも入る気力が湧かない…」という気持ちの方も多いことでしょう。ここでは、そんな気持ちを少しでも前向きにするためのアイデアについて、ご紹介します。

 

<身体は洗わなくても良い>

うつ病の方の多くは、身体を洗ったりシャンプーをしたりがつらい、という声が多いことに気付きます。このような場合は、無理をして全身を洗ったり、洗髪したりする必要はありません。 身体は拭くだけ、髪は2日に1度だけ。そんな風に無理のないルールを作りながら、うつ病に有効な入浴の時間を取るようにしましょう。

 

<お風呂での楽しみを用意する>

「お風呂でぼーっとしている時間がつらい」「一人の時間が苦手」という場合は、お風呂に音楽やラジオなどを用意してみましょう。リラックスできる飲み物を持ち込むのも良いアイデアです。子どもと一緒のお風呂はゆっくりできないため、後からゆっくり再入浴するという手段もあります。 日常を忘れ、自分だけの時間を作り出すことで、うつ病の症状が改善されることが期待できます。

 

<お気に入りの香りでバスタイムを彩る>

ゆったりとした気持ちでお風呂へ入りたいなら、落ちつく香りや色の石鹸や入浴剤を準備してみましょう。視覚や嗅覚から癒されることで、入浴の時間を楽しむことができます。 シャンプーやリンスのボトル、タオルなどのバスグッズを落ち着くカラーで揃えるのも良いですね。カラーセラピーでは、グリーンやブルー、パープル系の色が心を落ちつけると言われていますので、取り入れてみましょう。

 

まとめ


うつ病の症状を和らげるためには、入浴が効果的だと分かっています。ワーママの場合、子どもと一緒の入浴で時間に追われることもあるでしょうが、夫に任せたり、寝かしつけた後などのタイミングを狙ったりして、自分だけのお風呂タイムを作るようにしましょう。 最初は面倒でも、入浴後にうつ症状が楽になった体験を何度も重ねることで、お風呂の時間が自然と楽しみになっていくことも多いですよ。

 

文/久木田みすづ