2019.02.28

電動歯ブラシの正しい選び方&使い方を知っていますか?

水の入ったコップと電動歯ブラシの画像

欧米では「生活水準を表す」として、デンタルケアにとても力を入れています。最近では、日本でも歯の健康についての関心が高まり、普通の歯ブラシより早く・キレイに磨けるという理由から電動歯ブラシを使う方も増えています。

しかし、どんなに高くて評判のいい電動歯ブラシであっても、間違った使い方をしていると十分な力を発揮できません。

正しい電動歯ブラシの使い方と選び方をおさらいして、磨き残しゼロの美しい歯を目指しましょう!

1.電動歯ブラシの種類

さまざまな種類の電動歯ブラシの画像

電動歯ブラシとは、電気(電池)で動く歯ブラシのこと。手みがきでは届きにくい奥歯や、歯と歯ぐきの間の歯垢がよく落ちる、歯みがきの時間が短縮できるなどのメリットがあり、大きく分けて3つの種類があります。

①高速運動型

初期からある歯ブラシで、内蔵されたモーターにより、角型のヘッドが前後に動くタイプ、丸型のヘッドが回転するタイプがあり、今は丸型の方が人気です。

1分間に2000回~7500回という速さで動き、比較的安価で買えるのも魅力的です。

みがき方は、ブラシを軽く歯に当て、横にずらしていくだけなので、手の細かな動きが不自由な方にも便利です。

②音波型

ブラシ部分が音波振動を起こし、歯ブラシが届きにくい奥歯の歯垢なども取ってくれます。

1分間に30000回~40000回もの速さで動きます。

こちらのタイプも①と同様、手を動かさなくても大丈夫です。

③超音波型

回転数が1分間に100万~150万という超高速で振動を起こし、歯垢はもちろん、ねばついてなかなか取れない汚れまで取ってくれます。

このタイプだけは、手みがきと同じように手を細かく動かして歯をみがく必要があります。

用途や好み、重さ、値段などいろいろ比較して、自分に合ったものを選んで下さい。

2.電動歯ブラシの歯への当て方を知っておこう!

きれいな歯を見せて笑う女性の口元

電動歯ブラシの多くは、手みがきのように、ブラシを上下左右に動かさなくても、歯に当てるだけで汚れを落とすことができます。

しかし、歯への当て方にも種類があるのを知っていますか?

ここでは、代表的な2種類の電動歯ブラシの歯への当て方をご紹介します。

①バス法

歯と歯ぐきの間に対して、ブラシを45度の角度で斜めに当てる方法です。

歯ブラシを動かす場合は、横方向に動かします。

ブラシはちょうど歯と歯ぐきの間にあるすき間(歯周ポケットとも言います)に当たるため、歯周病が気になる方には、この方法が適しています。

②スクラピング法

歯に対してブラシを垂直に当てる方法です。

歯ブラシを動かす場合、バス法と同じように横方向に動かします。

バス法よりもブラシが歯に当たるので、歯石の除去や虫歯の予防に有効なみがき方です。

他にも、タテ磨き法といって、歯の生えている方向に合わせてブラシを縦に動かす方法や、ローリング法といって、ブラシを歯の先へと回転させながら動かす方法などがありますが、歯科医師が推奨しているのはこの2つ。

電動歯ブラシを使う際には、用途に合わせて使い分けるようにしましょう。

3.これで完ぺき!電動歯ブラシの正しい使い方

電動歯ブラシを上手に当てる女性の画像

では、電動歯ブラシを使った正しい歯みがきの方法をご紹介します。

①みがく順番を決めておく。

電動歯ブラシで歯をみがく場合、歯の表だけではなく、裏側や歯と歯の間など、全ての面に歯ブラシを当てる必要があります。あらかじめ歯をみがく順番を決めておけば、磨き残しを防ぐことができます。

例えば、

1.上の歯の右半分
2.上の歯の左半分
3.下の歯の右半分
4.下の歯の左半分

という順番で歯をみがく、という感じです。

②必要なら、歯磨き粉をつける。

電動歯ブラシには、歯磨き粉は基本不要です。

しかし、口の中の爽快感を味わいたい、フッ素を塗っておきたいなどの場合は、歯磨き粉を使ってかまいません。

ただし泡立ちすぎないよう、量はごく少量でOKです。

③歯ブラシを歯と歯ぐきの間に優しく当てて、スイッチを入れる。

④歯ブラシが振動しだしたら、1つの歯の面につき約5秒程度、歯ブラシを当てる。

⑤1つ目の歯が終わったら、次の歯へとゆっくり歯ブラシをずらしていく。
超音波型の歯ブラシ以外は、ブラシを上下に動かす必要はありません。あくまで横にスライドさせるように使いましょう。

4.電動歯ブラシを使う時の注意点あれこれ

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最後に、使う際の注意点をお知らせしておきます。

・ブラシを歯に押さえつけすぎない。

電動歯ブラシはブラシの毛先で歯垢を落とします。ですからブラシを歯に押さえつけてしまうと、きちんと磨くことができず、ひどい時には歯や歯ぐきを傷つけてしまいます。

あくまで優しく、毛先が広がらない程度に当てましょう。

電動歯ブラシの種類によっては、力を入れ過ぎると警告してくれるものもあるので、自信がない方はそのような機能を持った歯ブラシを選ぶといいですよ。

・歯と歯の間の掃除はデンタルフロス・歯間ブラシを併用する。

電動歯ブラシは、歯と歯ぐきの間の歯周ポケットの汚れはきれいに落としてくれますが、歯と歯の間のすき間の汚れを落とすのは不得意です。

歯間ブラシやデンタルフロスを併用することで、より完ぺきな歯みがきに近づけます。

ヘッドを歯間ブラシに替えることのできる電動歯ブラシもあるので、それを使うのもいいでしょう。

・ヘッドは3か月に1度は交換する。

手みがきの歯ブラシと一緒で、ヘッドも使い続けるとブラシが劣化します。

毛先が広がってきたら、新しいものと交換しましょう。

大体3か月が交換の目安です。

・歯磨き粉を使う場合は、電動歯ブラシ用のものを。
電動歯ブラシに、歯磨き粉をつける場合は、泡立ちが少なく、研磨剤の含量が少ない電動歯ブラシ用のものを使いましょう。

歯に傷がつく、泡が出過ぎてうまく磨けないなどのトラブルを防げます。

電動歯ブラシの正しい選び方&使い方まとめ

電動歯ブラシは、手磨きよりも短時間で、なおかつ磨きにくい場所の汚れを落とすことのできる優れモノです。

今回ご紹介した正しい使い方や注意点を守って、ぜひこれからもキレイな歯を維持していきましょう。