2019.02.10

些細なことでイライラしてしまう…若年性更年期かも

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近年は20代や30代の若い女性であっても、イライラしたり、気持ちが沈んだり、のぼせやほてりなどが気になるといった更年期特有の症状が出るケースが増えています。そもそも更年期は、閉経の前後5年ずつくらいを言うのですが、20代や30代ですから、更年期とは程遠いですよね。

何故、若い女性にこういった症状が出るようになったのでしょうか。どうやってこの状態をケアしていくのがよいのでしょうか。

■症状は同じでも原因は異なってい

更年期障害の場合、その原因となるのは卵巣の老化による機能の低下となります。ですが、若い女性で同じ症状が出ても、原因は卵巣の老化ではありませんよね。一般的には心身の疲れや体調不良、またストレスによってホルモンバランスが乱れることが原因と考えられます。

更年期の場合は、卵巣ホルモンの分泌が減少したり停止することが原因となりますから、同じホルモンバランスの乱れであっても、原因が全く異なっていることになります。症状が同じでも、原因が異なっているというのはよくあることですよね。

この症状が出るのが月経予定日の10日から1週間くらい前であれば、PMS(月経前症候群)の可能性もあるのです。PMSであれば月経前に症状が出始め、月経が始まるころにはおさまってしまうという特徴があります。月経前に何らかの不快な症状が出るという女性は多いのですが、その程度がひどく病的なものがPMSと呼ばれるのです。

PMSは多くの女性に発症するのですが、放置していると精神障害を引き起こすリスクもあるので、注意が必要になります。症状が重い場合は、婦人科で診てもらったほうがいいでしょう。

■働く女性に多い若年性更年期障害

若年性更年期障害は働く女性が増え始めるのと同じように増加しています。これは、働くことで様々なストレスを抱えやすくなったことが原因と考えることができます。

ストレスが増加することで自律神経の働きに影響を与えてしまいます。その結果としてホルモンバランスが乱れ、更年期障害と同様の症状が起きているということになります。

もちろん、過度の飲酒や睡眠不足、過度のダイエットや栄養バランスの乱れなどもその原因の一つになります。スポーツ選手などの場合、過激な運動が原因となって月経が止まってしまうこともあるようです。

■治療の方法は?

若年性更年期障害の症状がある場合、その症状によって対策も異なってきます。

のぼせやほてりといった症状の場合、顔はあつくなっていても、実際に手や足は冷えているといった状態であることがほとんどです。つい冷やしたくなってしまうのですが、この場合は、手や足の末端を温めてあげるのが効果的なのです。上半身に関しては冷やすのではなく、熱がこもらないような服装にするのがよいようです。

また、血行を促進するのも効果があるので、シャワーではなくお風呂にゆっくりとつかるというのも効果的なのです。熱いお湯ではなく、ぬるめのお湯でじっくりと体を温めましょう。

様々な症状に対して有効なのが、規則正しい生活です。運動をし、栄養バランスのよい食事をとり、しっかりと眠って疲れをとるというのが大切になります。喫煙者であれば、煙草を控えるのも効果的です。また、ストレスも趣味等でしっかりと解消しておきましょう。

自分でできる対処の方法はこういったところですが、これでも改善しない場合は病院で診てもらうのがよいかもしれません。

基本としては、ホルモンバランスの乱れが原因となっているので、ホルモン療法や漢方薬、また、低用量ピルなどの使用でホルモンバランスを安定させることになります。