酸っぱい食材・梅干しの効能


続いては戦国時代の武士・北条早雲イチオシの長寿食材を紹介していきます。北条がよく口にしていた食材は「梅干し」。当時は薬として認識されており、江戸時代にコレラが大流行した際には多くの人が買い求めて品薄状態に陥ったことも。

 

現代では薬ほどまでいきませんが、梅干しにたっぷり含まれている「クエン酸」と「塩分」からは食中毒の予防効果も期待できるそう。さらに免疫力を高めて、血流を促進する効能もあるといわれています。

 

最後に登場したのは「かつお節」。徳川家に仕えて80歳まで生きた武将・大久保彦左衛門の健康グルメとして紹介されました。かつお節にはイノシン酸とペプチドが豊富に含まれているので、疲労回復効果が期待できますよ。

 

変換すると「勝男武士」と読むことができるかつお節は、縁起物としても人気な食べ物。彦左衛門は、「合戦の前やひもじい時に食べれば力があふれる」とかつお節の健康効果を実感していたようです。実際に武将の井伊直政が病に伏せた時も、かつお節を持って見舞いに駆けつけたというエピソードも披露されていました。

 

古くから伝わる健康グルメを食べれば、100歳まで生きることも夢じゃないかもしれませんね。