「図書館の貸出冊数」も関係!?


では、滋賀県の長寿や健康の要因はどこにあるのでしょうか? 滋賀県の公式ホームページに、「平均寿命・健康寿命に関連する要因分析」の資料が掲載されています。

 

1つ目の要因としてあげられていたのは、「循環器専門医の割合」。循環器専門医が多い都道府県ほど、“脳血管疾患の死亡率が低い”とわかっています。

 

さらに「シルバー人材センター登録率」や「図書館の貸出冊数」の高さも、平均寿命・健康寿命の長さに関係していると推測。「図書館の貸出冊数」に関しては、“学習や読書”をすることで健康に繋がるとのことです。 実際に昨年の滋賀県は「シルバー人材センター登録率」と「図書館の貸出冊数」が全国2位、「循環器専門医の割合」は4位と高いランクに位置していました。

 

また同資料には、“男性の場合「富裕度」「快適度」「住居水準充実度」と寿命の関りが深い”といった内容が記載。これらの指数が高い地域ほど、平均寿命・健康寿命が長いようです。

 

他の都道府県に比べて野菜摂取量が少ない滋賀県ですが、「日頃意識的に身体を動かす人、食育に関心がある人ほど野菜摂取量が多い傾向」という調査結果もアップ。滋賀県民にとって、野菜を摂取することは今後の課題になってくるかもしれません。