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お金で動かそうとすると、そのうちいくら積んでも手伝いをしなくなる…

 

先日「CHANTO web」で公開した記事「手伝ったらお小遣い制に「私は間違っていたかも…」と悔いるママの告白 」が大きな反響を呼びました。そこで改めて、子どものお小遣いについてママたちにアンケート調査を実施。CHANTOのモニター84人の回答から、現代のお小遣い事情を探りました。

 

子供のお小遣いに関するアンケート調査


[アンケート1 お子さんがいくつになったらおこづかいをあげる予定ですか?]

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©️CHANTO調べ

ママたちの意見が割れた!?スタート時期に大きな差が

手伝ったらお小遣い制の賛否は、子供の年齢によって大きく意見が分かれそう。ということで、まずは子供のお小遣いをスタートさせるタイミングについてママたちに意見を伺いました。  義務教育がスタートしてからが圧倒的ですが、注目したのは小学校1〜2年生とするママが34%いる一方、中学校に入るまでお小遣いは渡さないママが22%もいること。いずれも入学・進学という節目ではあるものの、小学校6年間でお金の管理を自らする・しないというのは、子供の成長にも差が出そうな気がします。 もちろん、中学生の方が子供の判断力もしっかりするので親としても安心できそうですが、実際に中学生からお小遣い制をスタートさせたママからは…

「もらった分だけ使ってしまい、いざ必要になったときに再度渡すということが何度かありました。中学生ともなると使う金額も大きくなるので、小学生のうちから渡しとおけば必要なときに使うためにとっておいたりもっと計画性をもって使うようになったかなと後悔しております」

 といった声も聞かれました。

 

ちなみに「小学校1年生のお小遣い、いくらが妥当だと思いますか?」という質問に対しては、大半が500円以下と回答に(100円~300円が43%、300円~500円が12%)。 もちろんその子の性格にもよりますし、お小遣い制だけがマネー教育ではありませんが、早いうちから少額のお金に慣れておくという意味では小学生くらいから始めるもいいのかもしれません。

[アンケート2 お子さんへの成果報酬は賛成ですか?]

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成果報酬賛成派が過半数…でも、悩みを抱えるママの声も

続いて、冒頭でもご紹介したママの告白を踏まえて、「子供の成果報酬」に対する賛否を伺ったところ、今回の調査では半数以上が「賛成」という回答に。実際、お手伝いの対価としてお金をあげているママも全体の41%にのぼり、「手伝ったらお小遣い制」については前向きな意見が集まりました。

賛成派には「働くことに報酬がもらえることが学べるのがいい」という意見が多く、特に子どもがまだ小さいママたちが子どもに働くことの重要さ、努力は報われることを教えたいそうです。

ただ、悩んでいるママは多く、すでに成果報酬を取り入れているママから、 「お手伝いの対価としてはじめたら、ちょっと手伝いをお願いするだけで、”いくらくれる?”と言われるようになってしまった」 というコメントも見受けられました。

また以前、成果報酬を実践していたママからは以下のような失敗談も。 「だんだん”これしたら、いくらくれるの?”と言われた時に、お金で動かすのは良くないのかなと思いやめました。お手伝いは、自然に自主的にするものでお金を貰うためにやるものじゃないなと思ったので」


みなさん、子供とお金のバランスのいい距離感に試行錯誤している様子が伺えますが、中でも印象的だったのがあるママの言葉。

お小遣いが欲しいからお手伝いするというのは、あまり好きではありません。お手伝いは、優しさと気遣いですよね。ですが成果報酬というのは大人になってもあるものなので”日常のお手伝い以外”で取り入れようと考えています。例えば、掃除、洗濯物畳みなどは我が家では当たり前の事。やってくれたら感謝します。草むしりや、窓拭きなど、なかなか出来ないことのみ成功報酬制にしようかと思っています」

この取り入れ方は参考になりますね!

[アンケート3 お小遣いの失敗談を教えてください]

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お金の貸し借り、無駄遣いなど…失敗から学ぶことも大切

最後に、子どもにお金を渡すときに後悔や失敗したエピソードに記述式で回答してもらいました「お小遣いを渡した途端あるだけ使ってしまった」「買い物のおつりを使い込まれた」などあるある!なエピソードがたくさん寄せられていましたが、参考にしたいのは失敗からお金について学ぶ機会が持てたというエピソード。 

「子供がお友達に100円かしたら、かえってこなかったです。それからお金の貸し借りはダメだと教えました」

お金の貸し借りについては、早いうちに親子で話し合った方がいいトピック。子どもには悲しい経験ですが、長い目でみたらいい経験だったといえそうです。

お金の大切さに気づく失敗談も。

「祖父母などからもらったお小遣いは娘たちの好きなことに使っていいお金にしていたら、無駄にガチャガチャをやりたがり、結果すぐに飽きてしまい遊ばなくなり、お金を溝に捨ててるようなものと後悔しました。それからは、”お金を貯めて、好きなゲームソフト、大きなおもちゃを買う方が長く遊べるし、買うときすごく嬉しいよね”と話をしたら、無駄なガチャガチャを我慢して、本当に欲しいものを買うようになりました」

よりよいお金の使い方を一緒に考えることで、子どものお金に対する感覚を育てることができたら理想ですよね。

また意外と多かったのがきょうだいの性格によってお小遣いの渡し方を考えた方がよかったというママ。

「コツコツ貯めるタイプと、パーっと使ってしまうタイプと姉妹で性格が違います。一律に、月初めに学年に合わせた額を渡しているのですが、パーっとタイプには都度渡しが良かったかなと思います」

これからお小遣いを渡すママは子どもの性格をよく見て決めた方がよさそうですね。



今回、参考になるマネー教育についての失敗談が多く集まりました。お金との付き合い方は子どもの人生に関わることなので、失敗を悔やんだり悩んでしまうことも多いと思います。でも、最後のアンケートから失敗もお金について学ぶよい機会であることがわかります。子どもが失敗してもママがフォローしたり、軌道修正しながら上手な付き合い方を学んでいきたいですね。

取材・文/阿部祐子