自他共に認める仕事人間だったサル山ハハヲさん。彼女がインスタグラムに投稿した漫画『社畜フルタイムワーママが会社を退職した話』に、多くの働く女性が共感しています。

 

今回は、退職後の環境や気持ちの変化、会社を辞めたことで見えてきた理想と現実について伺います。

解放感のあとにやってきた喪失感

── 新卒で採用された会社で10年間クリエイター職として働き、現在はフリーランスとしてデジタルコンテンツやイラスト制作をしているサル山さん。退職されたときの率直な気持ちを教えてください。

 

サル山さん:

辞めた直後は、何といっても解放感!!これでもう、満員電車に詰め込まれて出社する必要もないし、幼稚園のお迎えが遅くなって息子を悲しませることもないんだ!と思うと、すがすがしい気持ちでいっぱいでした。

でも、それから少しすると、これまで経験したことのない喪失感に陥ってしまったんです。決して辞めたことを後悔しているわけではないのに、仕事や同僚のことがやたらと気になったり、バリバリ働いている同僚に対してうらやましいと感じる自分がいることに気づきました。

 

「どこにも所属していない自分は、一体何者なんだろう…?」そんな気持ちがこみ上げて来て、自分がすごくちっぽけな存在になったような気がしてしまったんです。

 

ただ、そうした気持ちは、慌ただしい毎日の中で自然と落ち着いていきました。

退職の決断を支えてくれた夫の存在

── 退職後同僚をうらやましく感じたという話が出ましたが、夫に対して「なぜ夫ではなく私がキャリアチェンジをしなくてはいけないのか」といった葛藤はありませんでしたか?

 

サル山さん:

ありませんでした。

 

実は夫も元社畜。今でこそ残業がほぼない仕事をしていますが、元々はこちら側の人間なので、私の立場もよく理解してくれていてありがたかったです。

 

それに、家事育児も本当に自然にやってくれる人なので、私が退職したからといって特に何かが変わるといった感じはなかったですね。

── 素敵なパートナーシップですね!

 

サル山さん:

家事育児の分担で特にもめたこともありません。結婚前はまったく家事をしない人だったそうで、義母も驚いているくらいです。