娘が自分で考えた「生け花ごっこ」!
遊びの主導権を娘さんたちが握っている高橋家では、その遊び方も娘さんたちのアイデアでどんどん変わります。さらに、7歳の娘さんが自分でも遊びを考えるようになりました。
高橋家がいまハマっている遊びはこれ!
もうひとつ、高橋家らしい遊びを紹介しましょう。「ジェスチャーゲーム」です。これは演者がジェスチャーを行い、他の人が何のジェスチャーをしているかを当てる遊び。
最初は、演じる側をする娘さんが「当てられたら負け」と思っていて、楽しんでジェスチャーができなかったそうです。そのうち、当ててもらうほうが楽しいことに気づき、どんどん積極的に。
自分で考えるからどんどん遊びが変わっていく
妹と協力して一つのジェスチャーを演じるなど、「ジェスチャーも大掛かりになっていきました」。さらには簡単に当てられると、あまり「おもしろくない」ことに気づいた娘さん。ひねったジェスチャーをはじめたそうです。「たとえば『お化け』のジェスチャーでも、普通、誰もが思いつく“うらめしや~”とやらずに、唐笠お化けのジェスチャーをしたり。演じる娘は工夫するおもしろさに目覚めた様子ですし、当てる側も次は何を見せてくれるのかワクワクしますし。娘の成長を感じました」

PROFILE 高橋晋平さん

株式会社ウサギ代表取締役/おもちゃクリエーター 2004年株式会社バンダイに入社し、国内外で大ヒットした「∞(むげん)プチプチ」など、50点以上の新規玩具の企画開発に携わる。現在はおもちゃ・ゲームなどの遊び系事業を各種企業と共同開発している。また、アイデア発想に関する講座を全国各地やオンラインで多数実施。著書も多数。Twitter:https://twitter.com/simpeiidea
文/長根典子