幸せな日々が続くと思っていた新婚生活。いざ始まってみると家事分担、家族計画、上辺の会話で喧嘩もできない──わかり合えないことだらけ。私だって働いてキャリアを積みたいのに…このまま彼の人生の一部で終わっていいの?
悩んだ末に家を出ることを決意したみちこ。着々とその準備を進め、とうとう別居を切り出しました。夫のたつやはそれをすんなり受け入れ、1年間という期限つきでの別居生活がスタートしたのでした。
ひとりで暮らしたい。夫婦ってなに?そんな悩みに共感できる、作者が実際に経験したやりなおし夫婦の軌跡を綴ります。
漫画『結婚したけど別居した〜夫婦やり直します〜』第20話




「離れてわかることもある」と、夫や自分と向き合うために別居を始めた妻のみちこ。1年間の期間限定で、月に1度は会う約束とはいえ、夫のたつやは「夢だったらいいのに」と、妻が出ていった部屋でひとり、想像よりもつらい日々を過ごします。
妻に出て行かれて1か月。部屋は荒むばかりで、別居した事実とも向き合えずにいる夫のたつや。心には悲しみと同時に憎しみが湧き上がります。
別居時に決めた「月1回は会って話をする」こと。しかし1回目は当たり障りのない会話で終わり、別居したことでの変化はありませんでした。気持ちを話してほしいみちこ、本音を言えないたつや。些細なことで始まったすれ違ったふたりはこのまま、交わらないまま着地してしまうのか。
本音を伝えてわかり合う関係性を築くのは、夫婦とはいえ、本当に難しいものですね。
PROFILE ふるり
イラストレーター。6歳の娘と夫の3人家族。結婚後、夫の転勤により全国津々浦々する中でイラストを描き始める。noteでは夫婦の日常をお酒を交えながら描く「晩酌日和」、自身についてゆるりと語るエッセイ 「ゆるゆるふるり」を執筆中。何気ない日常や、ヘルシーな女性を描くのが好きです。好きなお酒はジントニック。電子書籍『結婚したけど別居した<夫婦やり直します>』が好評発売中。