令和時代の家族についてのリサーチをもとに、浮き彫りになった家族の課題を漫画で描く『共働きスマート家族、はじめます!〜ビジネス系3歳児たろう〜』。
料理番組に影響されて、晩ご飯の準備をかって出たパパ。久しぶりに買い出しに訪れたスーパーでテンションが上がってしまい、高級食材やら万能調理器具やら、目についた気になるものまで次々にカゴに入れていきます。…もうこの時点で雲行きが怪しい。


帰宅してさっそく調理に取り掛かるも、調理の段取りがわからない、基本の調理道具の置き場所もあやふやで、キッチンはしっちゃかめっちゃか。洗い物はシンクに山積みです。


そんな状況を見かねて息子がひと言。
「パパのお料理大好きだから、明日からも毎日作ってくれる?毎日とは予算に基づいた献立決め及び食材買い出し。食器を洗って乾いたら棚に片づけるところまでを指します」
積極的な家庭参加は大賛成だし、パートナーの負担を軽減するためのスポット参加だって悪くない。けれども、家事は基本、1日のイベントではありません。毎日のルーティンだからこそ決められた家庭ごとに決められた条件のなかでやりくりする必要があります。そこが何より難しい。
その視点も忘れずに、夫婦の役割分担を家庭ごとに考えていけるといいですね。
文/編集部 作/兒島衣里 漫画家・イラストレーター。2児のママ。コーヒーと海外ドラマ、平和な日常が大好物。電子コミック『共働きスマート家族、はじめます!〜ビジネス系3歳児たろう〜』が好評発売中。