令和時代の家族についてのリサーチをもとに、浮き彫りになった家族の課題を漫画で描く『共働きスマート家族、はじめます!〜ビジネス系3歳児たろう〜』。

 

玄関の電気がつけっぱなし…、トイレットペーパーが無くなる寸前なのに補充されていない。そんなこと、ありませんか?

 

名もなき家事といわれる、日々の細々した家事作業。その負担に気づかないパパに対し、ついにママの怒りが溢れ出します。

「なんで私ばっかり!」

 

突然のことで、何に対して怒られているのかも理解できないパパ。そんな状況を見かねて、息子のたろうくんが語りかけます。

 

「遠回しな伝え方は相手に伝わらなければ結局、問題の根本解決にはならないんだよ。結果的にストレスの暴発につながる可能性が高い」

 

結果、たろうくんの家はパパの行動に基づいて、見落としがちな家事に対する注意サインを貼り出すことで、いったんの解決を迎えるのでした。

 

察してほしい、気づいてみずから動いてほしいという気持ちはもっともですが、伝わらないことでストレスを抱えてしまっては元も子もありません。

 

名もなき家事を認識させる方法は家庭によって異なるかもしれませんが、誰もが気づいて家事をやる仕組み化ができるといいですね。

 

PROFILE 兒島衣里さん

漫画家・イラストレーター。2児のママ。コーヒーと海外ドラマ、平和な日常が大好物。電子コミック『共働きスマート家族、はじめます!〜ビジネス系3歳児たろう〜』が好評発売中。

 

文/編集部