少しずつ受注がふえ、SNSで宣伝したところ予約が増加


現在、基本単価は1000円。これに、背景を描いたらいくら、人物追加1人に対していくらなどオプションがプラスされ、平均受注単価は約3000~4000円。 「ウェブサイトの挿し絵、ブログのプロフィール絵柄、名刺のイラストなど、依頼内容はさまざまです。受注数を月4~5件と決めているため、収入は2万円程度。週末に1~2時間かけて1件ずつ仕上げていくスケジュールです。SNSを使って情報発信するなど宣伝に力を注げば副業の規模はもっと大きくできると思いますが、本業や家事、子育てに差支えないように、現在の受注ペースがいまはとても合っています」 以前、息子の成長記録をイラストで綴る自身のインスタグラムにココナラのリンクを貼っていたところ、依頼が増加。実際に収入アップの可能性は十分ありそうです。 「私は美術大学を卒業しているわけでもなく、前に述べた絵画教室でしか絵の勉強はしていません。そんな出品者でもたくさんの方がイラストを依頼してくださり、完成した作品を喜んで感謝の言葉までいただけるのは本当に幸せなことだと思います」 追い風となっているのは、フリマアプリのメルカリや、ココナラなどのシェアリングエコノミーの利用拡大です。若い女性を中心にCtoC(個人間取引)市場は活性化。個人対個人で取引を行うハードルが大きく下がっているのです。今後も個人間取引のニーズは高まっていくでしょう。