「散らかりすぎてどこから初めていいのか……」そんな人はどうすれば?
「1日ひとつの引き出しから始めましょう。365日あれば、365箇所が片付きます。スキマ時間でできるくらいのボリュームから始めてください」と梶ヶ谷さん。とはいえ、散らかりすぎて、どこから手をつけていいかわからないのですが……という質問にも、分かりやすく収納実践のアドバイスをくれました。
①まずは「閉まっているものを全部出す」
思い切って、引き出しのなかを全て外にいったん出します。そのなかで「いる」「いらない」を分別する作業からスタート。
②次に「モノの住所」を決める
しまう場所が決まっていないことで「どこに何があるかわからない」という状態に陥る。しまう場所を決めたら、それが“モノの居場所=住所”です。
③最後に「モノの家」になるように区切り、ラベリング
住所があっても家がないと、放浪してしまいがち。収納アイテムなどを応用し区切り、ラベリングすることで住所に家を設定する作業で、グンと「片付けたくなる」収納に。そこで活用できるのが無印良品のアイテム。店舗でチェックし、ネットオーダーするのも賢い方法。
「収納って、やりはじめるとほんとに楽しい! 必ず、忙しいママの強い味方になってくれると思います!」
PROFILE 梶ヶ谷陽子さん
Bloom Your Smile代表。整理収納アドバイザーとして、テレビ・雑誌など多数メディアにて活躍。無印良品スタッフへの社内研修講師くを務めた経験もある。著書も多数。最近のものに『1日5分から、できる 片付けのレシピ』(主婦の友社)がある。最近では「子どもの思い出コーナー」をもっと充実すべく、ベストな収納方法を考案中。収納が大好きだが、それ以外にここ2年ほど「バス釣り」にハマり、時間ができたら近隣の川を一人で訪れるほどに。
取材・文/松崎愛香 撮影/斉藤純平