安くて美味しい1000円台ワイン…エノテカのおすすめは?

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安くて美味しいワインを飲みたいけれど、高いものにはやっぱり手が届かない…。という人も多いのではないでしょうか。そうはいっても、ワインのなかには1000円台と手が届きやすい金額で手に入るものも多くあります。

そこで今回は、1000円台でも十分においしくいただけるワインの銘柄についてご紹介。ワインの輸入販売やワインショップの運営などを行うエノテカのソムリエ・小林紅深さんに教えてもらいました。

下記の【ワイン名の見方】……<生産国/ブドウ品種(ブレンドの場合は一番含有率の高いもの)>ワイン銘柄(生産者)

 

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目次

寒い季節にもおすすめの赤ワイン

モンテス・クラシック・シリーズ・カベルネ・ソーヴィニヨン

レゼルヴァ・カベルネ・ソーヴィニヨン

ル・プティ・クルセル・レ・コパン

キリリと冷やして飲みたい白ワイン

セラー・セレクション・ソーヴィニヨン・ブラン

ムートン・カデ・ソーヴィニヨン・ブラン

エスクード・ロホ・シャルドネ

特別な日のスパークリングワイン

エスパス・オブ・リマリ・ブリュット・スペシャル

プロジェクト・クワトロ・カヴァ・シルバー

どんな料理にも合わせやすいロゼ

ロサード・デ・マルベック

サンタ・クリスティーナ・ロザート

 

 

寒い季節にもおすすめ【赤ワイン】


夏はすっきりとした白ワイン派!という人も、寒い季節になると赤ワインが飲みたくなるもの。「コスパが高い赤ワインを探すなら、ブドウの品種としては、カベルネ・ソーヴィニヨンに注目です」

 

 

<チリ/カベルネ・ソーヴィニヨン他> モンテス・クラシック・シリーズ・カベルネ・ソーヴィニヨン(モンテス S.A.)1500円(税抜)

モンテス・クラシック・シリーズ・カベルネ・ソーヴィニヨン

「エノテカでは、主力商品の一番といっていいくらい、人気の商品です」

チリにおけるクオリティワインの先駆けとして知られるワイナリー、モンテス。そのなかでも、「クラッシックシリーズ」は定番のワイン。もうワンランク上の「アルファ」シリーズも人気で、ケース買いするお客さんもいるそう。

「チリの暖かい気候で育ったカベルネ・ソーヴィニヨンは過熟状態でジャムっぽいニュアンスがあることが多いのですが、こちらはエレガントな風味となっています」

 

 

<アルゼンチン/カベルネ・ソーヴィニヨン> レゼルヴァ・カベルネ・ソーヴィニヨン(ボデガ・ノートン)1900円(税抜)

 レゼルヴァ・カベルネ・ソーヴィニヨン(ボデガ・ノートン)

スワロフスキー社が所有しているワイナリーである「ボデガ・ノートン」。日本経済新聞NIKKEIプラス1の何でもランキングを獲得し、そこから人気に火がついたとか。

「樽のニュアンスやローストした感じが感じられ、しっかりと飲みごたえがあるワインです。ローストチキンや、ソースを使った肉と相性がいいですよ」

先述の『<チリ> モンテス・クラシック・シリーズ・カベルネ・ソーヴィニヨン』と比べ、しっかりとしたボディが感じられるのが、こちらのワイン。

 

 

<フランス/メルロ他> ル・プティ・クルセル・レ・コパン(マリー・エ・シルヴィー・ワルセル)1800円(税抜)

ル・プティ・クルセル・レ・コパン(マリー・エ・シルヴィー・ワルセル)

「フランスといえば、シックなイメージのエチケットが多いので、イラスト入りのユニークでかわいらしいエチケットは珍しいですね」

アントル・ドゥ・メールというボルドー地区の有名な造り手が手がけているというこちらのワインは、いくつかのブドウ品種が混じっているもの。

「ジューシーなブドウを思わせる紫系の果実の香りがすごく強くて、フルーティでジューシー、チャーミングな味わい。ラザニアとかトマト系のソースを使った煮込み系のお料理にぴったりです」

 

 

キリリと冷やして飲みたい【白ワイン】


冬でも、すっきりとした白ワインが飲みたくなるもの。良コスパでおすすめの白ワインを選んでいただきました。

「すっきりとした白ワインを選ぶなら、柑橘系のさわやかさがあるソーヴィニヨン・ブランがおすすめです。ブドウ品種がブレンドされているものに比べると、ソーヴィニヨン・ブラン単一のものは、よりさわやかさが強い傾向にあります」

 

 

<ニュージーランド/ソーヴィニヨン・ブラン他> セラー・セレクション・ソーヴィニヨン・ブラン(シレーニ・エステート)1900円(税抜)

セラー・セレクション・ソーヴィニヨン・ブラン(シレーニ・エステート)

「シレーニは、通年エノテカで人気のワインです」

日本で一番売れているニュージーランドワインとされる、シレーニ。 青みがかった草原のグリーンを思わせる香りとスッキリした辛口で、不動の人気だとか。

「白ワインのなかでもリピート率が高い銘柄です!」

 

 

<フランス/ソーヴィニヨン・ブラン> ムートン・カデ・ソーヴィニヨン・ブラン(バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド)1650円(税抜)

ムートン・カデ・ソーヴィニヨン・ブラン(バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド)

フランスのボルドーで造られている、ムートン・カデ。

「スーパーなどにも並んでいるので、お目にかかる機会が多いのでは?こちらはソーヴィニヨン・ブラン100%。柑橘系の香りが強く出ているワイン。冬の季節なら、白身魚にかぼすやレモンをしぼって…なんてマリアージュもいいですね」

 

 

<チリ/シャルドネ>エスクード・ロホ・シャルドネ(バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド・マイポ・チリ)1900円(税抜)

エスクード・ロホ・シャルドネ(バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド・マイポ・チリ)

上述のムートン・カデを手がけるバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド社がチリで造る白ワイン。

「ソーヴィニヨン・ブランとは全く味が異なり、トロピカルフルーツ、バニラ、ローストナッツのような、コクがあって甘やかな味のニュアンスがあります。こちらは、暖かいチリで造られていることもあり、南国系果実のニュアンスも感じられるようなまろやかな辛口です」

 

 

特別な日にはコレ!【スパークリング】


乾杯にはスパークリング!という人も多いはず。おもたせとしても使える、おすすめのスパークリングを選んでいただきました。

「スパークリングは泡を瓶内でつくる“瓶内二次発酵”のものと、大きいタンクのなかでワインを二次発酵させ、ボトルに入れるタイプがあります。前者のほうが、より泡がしっかりしています。また、白のスパークリングだけでなく、赤やロゼのスパークリングも。お肉料理とのマリアージュとしておすすめです」

 

 

<チリ/シャルドネ他> エスパス・オブ・リマリ・ブリュット・スペシャル(マイカス・デル・リマリ)1500円(税抜)

エスパス・オブ・リマリ・ブリュット・スペシャル(マイカス・デル・リマリ)

コンチャ・イ・トロという、チリ最高峰のワイナリーが手がけるスパークリング。“サクラアワード”という、女性だけによるワインコンペティションにランクインした実績も持つ。

「チリワインはフルーティで甘いイメージがあるかもしれませんが、これが造られているのはチリのなかでも涼しいところなので、フレッシュにいただけます。味の好みがわかれないスパークリングなので、おもたせにも最適です」

 

 

<スペイン/マカブー・チャレッロ他>プロジェクト・クワトロ・カヴァ・シルバー(クロ・モンブラン)1900円(税抜)

プロジェクト・クワトロ・カヴァ・シルバー(クロ・モンブラン)

「スパークリングのなかでは、一番売れています。オンラインでも昔から好評です」

条件をクリアしたスペインのスパークリングだけが名乗れる“カヴァ”の称号にふさわしく、りんごなどのフルーティな香り、芳醇なトーストの香り。スパークリングとはいえ、芳醇さを味わうことができる。

「とくにこのシルバーは人気。指定してこられるお客さんも多いです」

 

 

どんな料理にも合わせやすい【ロゼ】


「見た目もきれいで、いろいろな料理に合うロゼは、多種の料理が並ぶホームパーティにぜひ登場させてください!」

白と赤の両方のいいところを併せ持ち、どんな料理でも比較的合わせやすいのがロゼ。

「味の傾向は、やっぱり色をみていただくのが一番わかりやすい。色が薄いのが白ワイン寄りでさわやかな味、色がしっかりしたものが赤ワイン寄りでタンニンが感じられる味です」 

 

 

<アルゼンチン/マルベック>ロサード・デ・マルベック(ボデガ・ノートン) 1500円(税抜)

ロサード・デ・マルベック(ボデガ・ノートン)

ボデガ・ノートン社が作っているロゼワイン。マルベックというブドウ品種で造られており、濃厚さが感じられる飲み口。

「果実味がしっかりあってやわらかな甘みがあるすっきりとしたチャーミングなロゼです。さわやかな酸と心地よい余韻が楽しめる軽快なロゼは、サラダ、グリルした魚料理におすすめです」

 

 

<イタリア/サンジョヴェーゼ>サンタ・クリスティーナ・ロザート(サンタ・クリスティーナ)1600円(税抜)

サンタ・クリスティーナ・ロザート(サンタ・クリスティーナ)1600円

名門アンティノリ社のベーシックラインとして60年以上愛されるロングセラー、サンタ・クリスティーナのロゼワイン。

「ボデガ・ノートンのロゼと味が近いですが、こちらのほうが、よりフルーティです。イチゴやサクランボ、ラズベリーなど赤系果実の香りが華やかに香るので、ホームパーティにぜひ」

 

これらのおすすめ銘柄を見つけたら、一度は試してみる価値ありそうです。

「これからのパーティシーズンは、ワインと食事のマリアージュも気になりますよね。香りや味のニュアンスの近いもの同士を組み合わせたり、“スペインのカヴァだったら、パエリアなどのスペイン料理”など、どの国の料理かということに着目して、同じ産地のワインを選んだりするのもオススメですよ」

 

エノテカ


国内外で直営70店舗以上を手がけるワイン専門商社。産地から直接ワインを買い付け、日本へ輸入。自社のワインショップでの小売やネット通販『エノテカ・オンライン』のほか、卸売も手がける。

取材・文/松崎愛香 撮影/斉藤純平  取材協力/ワインショップエノテカ 広尾本店

松崎愛香

フリーライター。小学生女子と保育園男子の2児の母。「読んでハッピーに」そんな記事を各ジャンルで執筆。