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■共済だけで不安な場合は生命保険への加入も考えるべし

最近では最低限の保障内容の保険商品を求める若い世代の夫婦も多く、共済やネット保険などに人気が集まっています。 しかし共済やネット保険は保障内容が分かりやすい一方で、死亡保障額や特約などが少ないため、十分な保障を受けることができません。 特に子どもがまだ小さな家庭では夫にもしものことがあった場合、遺された家族が経済的に困ってしまうことも考えられます。 入院保障は共済を、死亡保障は生命保険というように、保険と共済の両方に加入するのが理想的といえるでしょう。

■生命保険の種類

それでは生命保険にはどのような種類があるのでしょう。生命保険は大きく分類すると3種類に分けることができます。 ・定期保険 いわゆる掛け捨て保険といわれる生命保険です。一定期間の死亡保障を目的とした保険で、死亡保障が高額なのに対し保険料は割安となっています。 何ごとも問題なければ満期に返戻金もなく完了するため、掛け捨てと呼ばれています。年齢が上がるほど死亡率が高くなるため、更新の都度保険料が上がるのが特徴です。 ・終身保険 保障が一生続く保険が終身保険です。そのため、何歳で亡くなったとしても保険金を受け取ることができます。解約返戻金を積み立てることが可能なので、貯蓄性を備えている保険です。 保障が必要なくなった場合、解約返戻金を受け取ることができますので、老後の資金としても活用することが可能です。 ・養老保険 生命保険の中でも一番貯蓄性が高いのが、養老保険です。貯蓄と保障の両方を備えているため、契約中に亡くなった場合は死亡保険金を、契約満期には同額の満期保険金を受け取ることができます。 貯蓄性が高い分だけ保険料も高額になっていますが、途中解約した場合も解約返戻金が支払われます。

■まとめ

保険料にかかる費用を計算し、共済と生命保険の両方に加入しておけば、いざというときに役立つのではないでしょうか。家計とライフプランに合わせて、保険選びをするようにしてくださいね。