8歳から家計簿をつけつづけ、『1行家計簿』を考案した税理士の天野伴さん。あるとき、ムダ使いをあらためるのに、すべての費目を書く必要はないと気づきました。「たとえば水道代が前月の3倍になることはまずありませんが、ビール代やお菓子代が先月の3倍になることはある。こうした、つい使ってしまう出費のなかから自分が減らしたいものだけを記録する『1行家計簿』なら、簡単に成果を出せます」 書く項目がしぼられているから挫折しにくいのもメリットです。担当編集も会社帰りにつまみを買う「コンビニ」をターゲットに実践。12日後、つまみのほか新作ビールを買う傾向に気づきあらためたところ、1回の出費が1400円から600円にダウンと効果が出ました。1か月で見ると1万円以上もうく計算に。書くことが苦にならず、続けやすい「1行家計簿」。この年末、気軽に始めてみては?