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■臭いの予防のために気をつけたいこと

排水口が臭い始める前の対策として、まずは週に1回の排水口の掃除をルーティーン化してみてください。 頻度は高ければ高いほど効果がありますが、毎日掃除することはなかなか難しいですよね。週末や、残業が少ない水曜日など、掃除する日を決めておくことは大切です。 忙しくて週に1回もできないという方は、最低でも1カ月に1度は掃除するところから始めてみてください。 また、汚れの予防策として、排水口のゴミ受けの下に、アルミホイルを丸めたものや10円玉(流れていかないようにネットなどに包んで)を3個ほど入れておくのも効果的と言われています。 なぜアルミホイルかというと、アルミホイルは水に触れると化学反応を起こし、金属イオンを発生させます。 ぬめりの原因となる最近はこの金属イオンを嫌うため、ぬめりが発生しにくくなるそうです。10円玉もアルミホイルと同じように金属イオンを発生させるため、効果的と言われています。 アルミホイルや10円玉に汚れが付着してくると効果がなくなるため、1カ月程度で交換するのが良いそうです。 また、日常から気をつけたいシンクの使い方として、油を流さないということも挙げられます。 フライパンや食器に付いた油汚れをそのままシンクに流してしまう方は意外と多いようですが、油は冷えると固まるため、排水口や排水管に汚れがこびりつきやすくなるのです。また、環境にもよくありませんよね。 フライパンや食器などが油で汚れている場合には、キッチンペーパーである程度拭き取ってから、シンクで洗うようにしてみてください。 万が一、油を流してしまったという場合には、時間を空けずに、排水口に熱湯を注いで洗い流してみてください。固まりかけた油が溶けて、汚れが蓄積されにくくなります。 パイプ洗浄剤は洗浄力もあり、何より触れずに排水口を洗うことができるため人気なのですが、完全に汚れを落とすためにはかなりの量を消費しますし、その分コストもかさみます。 基本は手で掃除をして、日頃からできる予防策で対策するのが合理的と言えるでしょう。 キッチンは食品を扱う場所だからこそ衛生管理には気をつけたいもの。悪臭がするとシンクに近寄りたくすらなくなりますよね。 ぜひ排水口掃除をルーティーン化させ、簡単にできる臭いの予防策と併せて、快適なキッチンライフをお過ごしくださいね。