香りをキープできる“三度注ぎ”


ビールの味を左右するのは、泡だけではありません。グラスを口に近づけた時、鼻をくすぐる“香り”も重要。そこでおすすめなのが、キリンビールが推奨している「三度注ぎ」という注ぎ方です。1回目は、グラスをテーブルに置いたらなるべく高い位置からビールを注ぎ、泡でいっぱいに。半分程度の量まで泡がおさまったら、グラスの縁から2回目を注ぎましょう。この時、グラスから1㎝ほど泡が盛り上がるようにするのがポイントです。最後に、泡が崩れないようさらにビールを足せば出来上がり。ソフトクリームのような“こんもり泡”が、芳醇な香りを長持ちさせてくれます。

 

「三度注ぎ」を日頃から行っている人は多く、「飲むとホップの匂いがふわーっとする。普通の注ぎ方にはもう戻れない」「ワインのデキャンティングみたいに香りが開く!」「モルト感と甘い香りが最高。適度に苦みが抜けるのもよい」といった反響が。グラスさえあればすぐに試せるので、ぜひ実践してみては?

 

ベストな状態のビールを心ゆくまで堪能して、1日の疲れを取れるといいですね。

/内田裕子