2018.09.20

絵本原画展に行ってみよう!絵本を深く楽しむコツ・シリーズその②〜かこさとしさん編〜

この夏、絵本原画展めぐりをしていました。

 

前回ご紹介した、林明子さん編のレポート記事は、コチラから。

http://chanto.jp.net/going-out/event/41647/

 

今回は、「かこさとしひみつ展」のレポートです。

 

かこさとしのひみつ展-だるまちゃんとさがしにいこう-

https://www.kawasaki-museum.jp/exhibition/12037/

 

ご存知の通り、かこさとしさんは、今年52日に92歳でご逝去されました。

このひみつ展の準備中のことだったそうです。。

 

かこさとしさんといえば『からすのパンやさん』シリーズ。

たくさんのユニークなパンが並ぶページは、子どもたちはもちろん、私も大好き♡

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子どもたちのリクエストで、

 

絵本「からすのパンやさん」のパンをつくろう!Have Fun With Bread!

https://amzn.to/2PJmyUa

 

を参考に、ボールパン、ゆきだるまパン、本パン(ソファみたいになっちゃった)、

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ほしパン、グローブに野球のボール&バットなどを、大騒ぎしながら作ってみましたよ♪

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そして『だるまちゃん』シリーズ。

 

昭和を感じさせる、どこかレトロな絵と、子どもたちが大好きなアイテムがたくさん出てくるストーリー。

 

こちらはシリーズがたくさんあるのですが、最新作の『だるまちゃんとかまどんちゃん』『だるまちゃんとキジムナちゃん』『だるまちゃんとはやたちゃん』は、今年の1月に執筆された、最後の絵本となりました。

https://www.fukuinkan.co.jp/detail_contents/?id=7

 

シリーズで50年以上の歴史を持ち、今でも愛され続ける名作絵本はなかなかないですよね。

 

「かこさとしひみつ展」は、そんなかこさとしさんの魅力が詰まった貴重な空間でした。

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入り口を入るとすぐ出迎えてくれたのは、大きなだるまちゃん。

別の絵本作家さんのサインも書かれていました。

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展内は撮影NGなのでご紹介できず残念ですが、数々の原画が展示され、かこさとしさんの制作風景などの記録映像も流れていました。

 

絵本の原画って、やっぱり凄い。

絵本で見ているのと同じもののはずなのに、絵が放つパワーが全く違って見えるのです。

 

原画を横から見ると、水分のシワの感じや、絵の具が塗り重ねられた形跡がみえます。

 

たくさんのからすが描かれた場面では、一部に小さな紙が貼られていて、検討を重ねた様子を垣間見ることもできました。

 

かこさとしさんの小学生時代、パンは月1~2回食べられるくらいの貴重な食べ物だったため、まわりの物がみんなパンでできていたらいいなという発想から、あの楽しいパンがたくさん並ぶ場面が生まれたそうですよ。

 

8歳長男が今でも一番好きなのが、『だるまちゃんとかみなりちゃん』。

 

かみなりちゃんの住む世界で遊ぶシーンは子どもの想像力が広がり、とてもワクワクするようです。

 

「誕生日プレゼントはこのTシャツがいい!」と、この歳ではなかなかない?おねだりをしてきた小学2年生(笑)

グッズ売り場は、歴代の絵本をはじめ、パズルやクリアファイルなど絵本のキャラクターがたくさん並び、私も3歳の娘も目移りしちゃいましたよ。

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『だるまちゃんと楽しむ 日本の子どものあそび読本』

https://amzn.to/2Ck47TX

 

には、落ち葉や木の実を使った遊び、砂や土と指があればできる絵かき遊び、あやとりや手かげ絵など、昔ながらの遊びがたくさん紹介されています。

 

握りこぶしと指先で赤ちゃんの足跡に見立てるゆげ絵遊びや、地獄天国指うらないなど、「これ小さい頃やったことある~!」と、私でさえ懐かしいものばかり。

おばあちゃんおじいちゃんと一緒に遊んだら会話も広がりそう!

 

テレビやゲームが普及している現代だからこそ、自然の草花や手指を使う能動的な遊び方を知っていると、道具がなくても飽きずに楽しむことができますね。

 

絵本って、ただ読んで終わり、だけではもったいない!

 

原画が立体的に見えるのと同じように、上記にご紹介したような実体験を積んで深く楽しむことで、絵本そのものを立体的に体で感じられるようになる気がします。

 

たくさんの種類の絵本を一度ずつ読むのも幅が広がって楽しいけれど、一冊の絵本、または著者に絞ってじっくり浸るのも、その背景や生き方を知ることができて、絵本を見る目が変わります。

 

ちなみに、各分野のプロの仕事に迫るドキュメンタリー『NHKプロフェッショナル〜仕事の流儀〜』では、6月と7月(再放送)にかこさとしさんの特集が放送されていました。

 

結果的に、意図せずの追悼番組のようになってしまいましたが、亡くなる直前まで創作活動されていたこと、絵本に向き合う真摯な姿勢に、胸を打たれました。

かこさとしさんが生み出した数多くの作品が、世代を超えて何十年も愛されている秘密が、とてもよく分かります。

 

NHKオンデマンド

https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/284/1669496/index.html

 

かこさとしさんの作品は600以上にのぼり、この数を超える絵本作家は、かこさん以外、日本にはいないそうです。

 

子どもたちはもちろん、大人も楽しめるたくさんの作品を遺してくれた、かこさとしさん。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

 

CHANTOママライター/ささきけいこ

ささき けいこ

3人の子を持つワーキングマザー。熱狂的なMr.Children信者だが、近年は子育てに没頭中。『これはイイ!』と思ったものをシェアすることが得意。身内からは密かに『ザビエルけいこ』と呼ばれている。

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