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■だからといって「学力」が重視されないわけではない 「学力」よりも「生きる力」が重視される時代ではありますが、「生きる力」を育むための土台として、「学力」は欠かせない要素の一つと言えます。「生きる力」を総合的に伸ばしていきたいと考えるのであれば、「学力」をおろそかにするのはオススメできません。 要は、「学力」を身につけるだけで終わってしまうのではなく、その「学力」を実生活と結び付け、幅広く応用できる能力をも身につけていくことが、「生きる力」の基礎となります。決して「人間力さえ鍛えておけば、学力は必要ない」というわけではないので、注意しましょう。 「学力」と、それを応用した「生きる力」について、総合的な学びを提供できるのは、親だからこそ。ぜひ意識して、子どもの学習バランスを整えてあげましょう。 ■子どもの「生きる力」を伸ばすため、親が心掛けるべき3つのポイント 子どもの生きる力を伸ばすためには、まず子どもが安心して、のびのびと過ごせる場所を用意することが大切です。そのためには、具体的に以下の3つのポイントを意識しましょう。 ・健全な家庭環境


・栄養バランスの整った美味しい食事


・親からの愛情を十分に受け取れること 非常に基本的な項目ですが、どれか一つでもかけていれば、子どもが「生きる力」を伸ばすのは難しくなってしまいます。「自分の力」を伸ばすことよりも、「安心できる環境を手に入れること」へと集中せざるを得ないからです。 子どもの「生きる力」を伸ばしたい!と思ったときには、ぜひこちらにも注目してみてください。 ■まとめ これから先は「生きる力」が重要!と言われても、いまいちピンとこない……と感じるパパ・ママは多いものです。「生きる力」が示す具体的な内容を知り、子どもにとって理想的な環境を用意するところからスタートしましょう。 環境さえ用意してあげれば、子どもは自分自身で学んでいくケースも多いもの。親子のコミュニケーションを楽しみながら、ぜひ子どもの「生きる力」を伸ばしていってくださいね。