夫婦喧嘩


赤ちゃんが生まれた直後、妻は否応なく24時間の育児の渦に飛び込んでいくのに対し、夫はまだピンと来なかったり何をしていいか分からなかったりで一歩引いているということはよくあります。

 

出産前と変わらない調子で飲み会に出かけたり、家事も育児も他人事のような夫の態度を見るとイライラして、ついケンカになってしまう人もいることでしょう。

 

「夫婦ゲンカして家を飛び出してしまった」 「部屋に閉じこもって泣いていたら眠ってしまった」 その後、赤ちゃんのお世話を放棄したことの罪悪感でいっぱいになり「こんな母親でごめんね…」と謝ったというママの声もありました。

 

ママの体調不良


普段はたいていのことには腹を立てたりしないのに、生理中やPMS(月経前症候群)で子どもに無性にイライラしたり、八つ当たりしたりしてしまうという人も意外といるよう。

 

「こんな体質でなければ、毎月毎月子どもにいやな思いをさせなくて済むのに…」と申し訳なく思っているそうです。

 

また、偏頭痛・喘息など持病のあるママも「遊んであげたいけど、体調不良で動けず、子どもに申し訳ない」とコメントしています。

 

さらに、もともと抑うつ症状があった人や産後の疲れやストレスからメンタル面のバランスを崩してしまった人も、子どもは可愛いし一緒に遊んだり出かけたりしてあげたい気持ちはあるのに、何をする気力も出ずに苦しんでいます。

 

子どもの体調不良


生まれつき、アトピー性皮膚炎や喘息など、アレルギー疾患を発症しやすい体質に生まれた子や、身体や精神・発達上の障がいを持って生まれた子のママも、ときに「こんな母親でごめんね」と謝りたくなるといいます。

 

妊娠中の喫煙など思い当たることがある人だけでなく、十分気をつけていた人も、子どもが病気で苦しんでいる姿を見るとどうしても自分を責めてしまいがち。

 

しかし、自分自身も体が不自由なあるママからは、次のような体験談を聞かせていただいています。 「私が体のことで就職活動に苦戦していることを知った母に、“お母さんのせいでこんな風になっちゃってごめんね”と言われたことがあります。でも、そんな風に言われると、まるで自分が失敗作のように感じてしまいました。謝るよりも、「今のあなたでOK」と認め、きっとうまくいくと励ましてほしかったです」