2018.06.25

「子供同士のケンカに親は口を出すな」は正しいのか?

 

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赤ちゃん時期はおもちゃの取り合い程度だった子ども同士のけんかも、だんだんと成長してくるにつれ理由も色々になってきます。感情が豊かになり、自己主張ができるようになってきたという成長の証でもあるのですが、保育園のお迎え時や、子ども本人から、けんかしたことを度々聞かされるとやっぱり心配。また、親が見ている前でけんかが始まってしまうと、どこまで口を出したらいいのか、無理にでもやめさせるべきなのか…悩んでしまいますね。ママの中でも温度差があるのでますます難しいこの問題について、保育園の見解も聞きながら考えてみたいと思います。

 

幼児期のけんかのメリット


一人っ子や保育園に通っている子の場合、家庭では子ども同士のけんかを目にする機会は少ないので、もし、なにかの時に目の前で子どもが他の子と揉めて叩いたり叩かれたり…が始まったら、驚いて止めようとするママが多いと思います。

たしかにけんかは良くないことではあるのですが、幼児期に、危険のない範囲でけんかを体験することにはメリットもたくさんあります。

 

「ルールを守ろうね」「バカとか死ねとか、悪口はダメだよ」などは、ママも日頃から言い聞かせていると思いますが、それはあくまでも理論上のこと。

言葉で言われるのと、実際のけんかを通じて「ルールを守った方がけんかにならず、結局自分も楽しく遊べた」と実感したり、悪口を言われた時のイヤな気持ち、泣かせてしまった時の後味の悪さなどを実際に感じたりするのとでは、納得の度合いが大きく違ってくるでしょう。

また、ママはたいてい子どもがみなまで言わなくても、どうしたいのか察することができます。しかし家の外では、察してもらうのではなく自分で思いを口に出す必要性があることを、けんかの後の話し合いを通じて学ぶこともできます。

小学生になると、保育園や幼稚園と比べて、子ども同士のかかわりを先生がずっと見ているのは難しくなります。保護者の送り迎えもないため、親同士もまったく面識がないことも。

入学前のお子さんならば、今のうちに「けんかしたらどうなるのか」を実際に体験しておくことや、「謝り方や仲直りのしかた」の練習を積んでおくことは大きなメリットといえます。

>>NEXT 子供同士のケンカ、保育園での対処法は?

高谷 みえこ

ライター歴15年。大手企業サイトなどで執筆を行う。得意分野は女性・主婦向けの記事。育児ポータルサイトでは新米ママのお悩み相談コーナーで回答者を務めた実績を持つ。