■ぐるりのこと。【2008年公開】

几帳面な妻を木村多江さんが、そしてどことなく頼りない雰囲気を持つ夫をリリー・フランキーさんが演じています。 作品で描かれるのは、愛する我が子を失った夫婦が過ごす、長く苦しい10年のこと。心のバランスを崩していく妻に、とことん寄り添う夫の姿が印象的な作品です。「子どもの死」という非常に重い出来事がきっかけとなる今作品ですが、夫婦が絶えず紡いでいく愛が、希望の明かりを感じさせてくれます。 今ある生活が、どれだけ奇跡的で幸せなものなのか、ぜひ作品を通じて感じとってみてくださいね。

 

■まとめ

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世の中には、さまざまな夫婦の形があり、みんなそれぞれ、葛藤の中で生きています。ときには「あれ? 夫婦でいる意味ってなんだっけ?」なんて思ってしまうこともあるのかもしれませんね。 そんなときには、忙しい仕事をいったん手放し、夫婦一緒に映画作品を楽しんでみるのもオススメですよ。夫婦でいる意味や本当の幸せについて、映画の主人公たちが優しく教えてくれるのかもしれませんね。