朝活、作りおき、資格の勉強…新しいことに挑戦しようと思っても、人ってなかなか続かないものですよね。でも今度こそは!三日坊主で終わる自分と別れをつげ、新しい自分に生まれ変わりましょう。

 

教えてくれたのは


冨山真由さん

 

行動科学コンサルタント。短期間で 結果を出す企業研修が好評。年間の 登壇数は約120回、受講者数は計1 万人以上に上る。著書に『すごい習慣力』(三笠書房)など。

 

 

三日坊主の自分を動かす5つの習慣


「基本的に、人はめんどうくさがり。意志の力で物事を達成できる人はまれですから、三日坊主を直すには、行動を習慣化することが大切です」と冨山さん。

 

人は生活の 90%を無意識による行動習慣で過ごしており、その結果として今の状態ができ上がっています。望む結果を手に入れるには行動することが必要で、その前提として行動するための環境づくりが必要なのだそうです。

 

 

「みんな、〝夫のせい〟 〝子どもがじゃまをする〟 など 〝環境は他人がつくるもの〟 と考えがちですが、実際は自分でつくれるものです。左のコツを押さえながら、まずは行動するための環境をつくり、行動を進めましょう。必ず結果が出るので自信がつき、楽しく続けられるようになりますよ!」

 

 

習慣1:意志の力は最大72時間が限界…だから"小さなこと"からはじめる

 

「『10㎏やせる』『英語ペラペラになる』など、人は大き な目標を立てるとテンションが上がり、最初は勢いよく 行動します。でも意志の力は最大72時間が限界なので、 途中でモチベーションが切れると、まったくやらなくな ってしまうことも」。大きな目標はラストゴールとして視野に入れつつ、そこにいくためのスモールステップを設定し、少しずつ進みましょう。「そのほうが着実に行動でき、かえって目標に近づきやすくなります」

 

 

習慣2:ハードルを低め低めに設定する

 

目標に向かって行動しはじめるときは、ハードルを低めに設定しましょう。「完璧主義の人はここでハードルを高く設定しがちです。しかしそれを越えられなかった場合、 達成感が得られず、もうやりたくなくなってしまうでし ょう。まずはプレッシャーを感じず、乗り越えられる低さまでハードルを下げることが大切です」。また「やらなきゃ」と思うと挫折しやすいけれど「いつでもやめていい」と思うと意外と続けられるそうです。